tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

カズオ・イシグロ「夜想曲集」

うーん、微妙でした。

もっと大人になってバーでウィスキーを傾けるような年齢になればわかるのかもしれない憂愁。

5つの短編が収められていて、どれももやもや。

「老歌手」でアメリカの有名な歌手とその妻との一幕をベネチアの運河で手助けするギタリスト。その妻が出てくる「夜想曲集」では、周囲からのすすめで整形手術を受けたサックス奏者が巻き込まれるいたずらを超えたトラブル。

こう書くと起伏に富んだストーリーなんですが、憂いと絶望が薄いカーテンのようにかかっていて、全然ときめかない。それを意図した作品なのだから、読んで文句を言う方に非がある気がした。

 

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
早川書房
売り上げランキング: 78,882