tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

よしもとばなな「王国」その1~3

その1 アンドロメダ・ハイツ

その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

その3 ひみつの花園

 

山から降りてきた18歳の雫石、占い師で生計を立てる楓、サポート役のゲイの恋人片岡さん、植物男子真一郎くん、おばあちゃん、ときどきほかの人たち

 

互いの関係はちょっと世間と違っても醸されるあたたかい関係はとても居心地がよくて1日1冊読み進めてあっという間に出口へ。

その3では、雫石の恋にかげりが見えはじめるも、さっと清める不思議な力もちゃんと配置してくれてるからトーンとしては健やか。ひと休みしたり、山奥で深呼吸したり、ハーブティー飲んだりしたくなる、自然回帰小説。

 

すっと納得できた、楓の言葉。

「あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ」

 

王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)
よしもと ばなな
新潮社
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