tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

有川浩「レインツリーの国」

白い空にクリーム色の紙飛行機の表紙。

 

この写真がとってもしっくりくる始まり方。

ふと飛ばしてみた手紙から始まる小さな恋の物語。

 

上京3年目、こてこての関西人伸行は、中学生の時に読んだラノベの感想を何の気なしに検索した。たどり着いたのが「レインツリーの国」というブログ。

自分と違う感想を持つ、管理人ひとみさんに勢いでメールしてみたところ、まさかの好感触、本を巡る話でどんどん盛り上がって、デートにこぎつける。ハンドルネームは伸。

 

会ってみると、会話がところどころかみ合わず、リードをがんばっていた伸にとって我慢の限界なる出来事が起こり…。ここから先はネタバレになってしまうので。

実際はネットで会った人とここまでつながろうとする人ってきっといないし、ひとみさんの抱えるある"問題"に正面から向き合う強さがある人も少なくて。

伸の人間力すげえ。っていう本題と違う感想が圧倒的でした。

有川作品は糖分を求めてときどき無性に読みたくなるけれど、こちらはカロリーオフのラテといったところでした。

 

レインツリーの国 (新潮文庫)
有川 浩
新潮社
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