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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

ベン・ホロウィッツ「HARD THINGS」

ビジネス

CEOって何て大変なんだろうという月並みな感想と、ただ会社に文句を言える立場というのは気楽なことなんだと気づける本。

 

ホロウィッツ自身が直面した困難(HARD THINGS)を語る本。起業家、CEOを経て現在はシリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルを運営。

フェイスブックやインスタ、ツイッター、エア・ビー・アンド・ビーなどに投資しているようで、先見の明なのか関わったことで成長を助けたのかそのあたりはこの本のストーリーとは関係ないため不明。

 

自分の起業した事業を買収の競りにかけ、その後の運営を行い、さらにベンチャーキャピタル設立というステップの一歩一歩が心を削がれるような重みで、ベンチャーでイメージされる、キラキラ感皆無。

平時のCEOと戦時のCEOという考え方や人を正しく解雇する方法、会社を売却する方法などまさに経営の決定権を持つものしか関われない領域と苦しみが書かれていて、生身の声を書き記したエッセイのような印象を受けた。

 

p.280

おそろしく競争が激しく、流動的な環境でさまざまな要素を組み合わせて組織づくりをするのだから、何がまずいことになるかわかったものではない。CEOの成績を統計に取れば、その平均値は100点満点で22点くらいだろう。こんな低い点数は、大学時代にオールAだった人間にとっては心理的に耐え難い。特に問題を難しくするのは、誰も平均点が22点だと教えてくれないことだ。

 

HARD THINGS
HARD THINGS
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ベン・ホロウィッツ
日経BP
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