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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

「孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか」

孤独ってつらい。

でも人とつながろうとする動きにつながる感情で、そうやって人は遺伝子を残し、社会生活を送ってきたという。すっきり。

アメリカの中高年も孤独なんだなー。

科学書ではあるので、アメリカ人のアンケートだけでなく、サル・チンパンジーの実験も含まれていて、とてもまじめな書です。読みたいところを重点的に拾い読みして何とか読み終えた。

一番の収穫は、孤独の感じ方って個人差が大きく、孤独への耐性も違うということ。親から引き継いでいる部分もあり、自分でコントロールできない割合は半分程度あること。それを冷静に理解したことで、他人との温度差を責めるむださがわかった。そして、自分のさみしいと思う感情も素直に受け止められた。

その力を外に向けて人とつながっていくのもよし、自由時間を楽しむもよし、と意外とポジティブな出口に気づいたらいたのでした。

 

≪問題の三要因≫

①社会的な断絶に対する弱さ

親から基本的な体格を受け継ぐのと同様に、社会的帰属に対する要求の強弱も受け継ぐ。遺伝に根差したもの。

②孤立感にまつわる情動を自己調整する能力

内面的にも平静を保っていられる力。調整不全を起こすと、細胞レベルで抵抗力を弱めてしまう。

③他者についての心的表象,予期、推論

孤独感にさいなまれると、自分自身および他者の反応をどう予期するかに影響が出る。

 

▶ほかの行動リスト

・孤独だと要求ばかりするようになる

・孤独化と批判的になる

・何でもできることをして、寂しい人間に安心感を与えよう

不安感は深い部分に根付いている拒絶感が原因である場合が多い。家族や親密なパートナーに愛情が不変であることを示そう。

孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか
ウィリアム・パトリック ジョン・T・カシオポ
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