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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

松尾豊×塩野誠「人口知能はなぜ未来を変えるのか」

ビジネス

AIの入門書のような内容で対談形式でテーマ解説していくのラフに読める。

 

個人的には「シンギュラリティーは近い」を読んでいたので真新しい内容はあまりなかった。AIのこれまでとこれからを俯瞰できる一冊。特にサイバー空間×国家のChapter2が面白かった。

 

物理的な制約が、どんどんなくなっていく!

 

例えば、アマゾンが日本の事業所を「倉庫」とし、顧客や商品の納入業者は米国法人と契約を交わす。そのため、日本法人には利益が発生せず納税も発生しない。

 

・国という概念が、自分がどこに税金を払ってどのサービスを受けるかというだけの

話になってしまう。

・国という概念自体がチャレンジされる。

・新時代の「国力」の強さは「ビトウィンネス」

他の二者関係の連絡上のパスの中に、どれくらい自分が入っているかを表す指標。今でいうと、シンガポールやドバイなど数百万人程度でPDCAが回りやすく資源も技術もないのでポジショニングがすべてということを理解している国。

・住んでいる場所と所属している国(サイバー上)が異なるといった身体性の分断が起こったとき、政府は国としての大きな物語や神話性のような要素をきちんとインプットしておく必要がある。個として健全なアイデンティティを得ることが難しくなってしまう。

 

人工知能はなぜ未来を変えるのか (中経の文庫)
松尾 豊 塩野 誠
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