tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

夏目漱石「草枕」

智に働けば角が立つ。

情に棹させば

流される。

 

いやはや。

そんな人の世がいやなのか温泉場にやってきた青年画家。

特に何も起こらないのだけど、夜中の風の音、春のヒバリの空駆ける動き、

温泉に頭までつかって湯気に包み込まれる白い視界、田舎町での世間話などのんびりできるシーンがところどころにある。

 

絵のテーマとなりそうな出戻り娘・那美が妖しい言動で主人公を惑わせる。

セクシーというか少し気が違ってる感じ。

 

こういう女性って当時は変な目で見られてたんだろうけど、今の時代、こんな変さは特に珍しくないから、漱石の時代とはまた受け止め方が違うはず。

 

 

草枕 (新潮文庫)
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