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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

富原眞弓「ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェヤンソン」

写真とイラストでムーミン谷と人物の解説がポップにされつつ、作品を生み出したトーヴェヤンソンがどんな一生を送ったかについても触れられていて。
 
父も母も画家だったとか3人兄弟でみなアートに関する職業についたこと、ムーミン谷シリーズを書いた動機は、幸福だった自分の子ども時代を取り戻すためであったことや。
 
だから母親が亡くなってからはもう作品を書かなくなったとかね。どこまでが真実かはわからないけど、少し切ない。1958年「ムーミンパパ海へいく」が父ヴィクトル、1970年「ムーミン谷の十一月」が母シグネへのオマージュ。
 
もう11点びっくりしたのが、作品の改訂を繰り返しているということ。
 
1946年「ムーミン谷の彗星」を出してから、10年おきくらいに「彗星を追って」、「彗星がやってくる」と版を変えたそう。こういうお話って絵本みたいに一度書いたらそれで完成というイメージだったから、こだわりの強さが意外だった。ほかの作品も多かれ少なかれ改訂しているよう。
 
 
 
ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン
冨原 眞弓
新潮社
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