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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

井野朋也「新宿駅最後の小さなお店ベルク」

ビジネス
JR新宿駅東口の改札を出てすぐ左にあるというベルク。
その特殊な立地、セルフサービス、コンセプト(信念)があってこそ生き残っていること。
直球の言葉で今のベルグができるまでのエピソードを連ねている濃い一冊。
 
バイトや買いものでよく新宿駅は使っているんだけど、いまだにこのお店がどこにあるのかがわからぬ。。なぜなのわたし。
 
いちばんびびっときた章からご紹介。
 
第5章 個人店が生き残るには?
 
~2006年駅ビル立ち退き問題~
 
マイシティからルミネエストになる際、契約書の内容が変わった。
営業権の放棄を意味する条文が盛り込まれていたのだった。2年後の更新時、駅ビル側が更新をNOと言えば、立ち退かなければならないというもの。自動更新か定期更新かの確認の重要さを説く一方、井野さんは定期更新の不平等さに納得できず、駅ビルサイドと戦って存続を願うお客さんからの署名運動を背にお店を守り抜いた。
 
第1-4章 
 
「どこにもないファーストフードのお店」としてのこだわり、接客、食材(お店で出すホットドッグはパン、野菜、ソーセージまで徹底したこだわり)、珈琲職人との出会い。パートナーであり写真家である迫田さんを迎え入れて本格始動。
 
p.139 お店がメンバーを改めて家族にしてくれた。家族である良さ・悪さに自覚的にであり、お互いにどれだけ対等なコミュニケーションが図れるか?
 
コーヒー
コーヒーマシンは、メンテのしやすさから某大手チェーン店で取り扱ってる型を使用。ただし、そこで使う豆はマシンにあった豆の調合・焙煎を職人にお願いするという。
 
パン
イメージ⇒リサーチ
自分が何をどう作りたいのか完成系の味のイメージを持った上でリサーチし、パンを作ってもらう。
 
ソーセージ
ホットドッグ用に依頼して特注ソーセージを作ってもらう。なんと本場ドイツのコンクールで見事金賞に輝く。
 
 
 
 

 

新宿駅最後の小さなお店ベルク: 個人店が生き残るには? (ちくま文庫)
井野 朋也
筑摩書房
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