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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

アンドリュー・スミス「月の記憶」上・下

ノンフィクション
アポロ宇宙飛行士たちの「その後」
 
p.163
ぼくらが魅了されるのは、一つの経験からそこまで多彩な結果が生まれていく経緯なのではないだろうか。プリズムを通して屈折する光のように。
 
表紙に惹かれてジャケ買いした宇宙本。
 
月面を歩いたことがあるのは、意外にもたった12人の宇宙飛行士のみ。
 
新宗教の創設者になるものあり、ムーンウォーカーとしてのヒーロービジネスに終始するものあり、画家、政治家、地球に戻ってきてからの道はさまざま。
 
共通するのは、月面では何かしらの啓示を受けるということ。音楽が聴こえたというムーンウォーカーもいて、宇宙にじかに触れた人にしかわからない世界があって、それがインタビューを通じて間接的に触れられる。
 
きらびやかな面と、その裏側ともいえる月面での神秘的な体験のあとに続く刺激のない日々や選考過程での蹴落としあいなどダークサイドの色もまた濃かった。
 
海外ノンフィクションの翻訳なので文章が冗長なのと、インタビューしている作者の思い入れが時として過剰で感想文に近かったりしたのが残念なところ。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

月の記憶 下―アポロ宇宙飛行士たちの「その後」 (ヴィレッジブックス N ス 3-2)
アンドリュー・スミス
ヴィレッジブックス
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