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tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

小説
舞台は19世紀の農奴制残るロシア。
ダメダメな父フョードルを持つ3人の息子、長男ドミートリイ、次男イワン、三男アレクセイ。
 
カラマーゾフ家の血として挙げられている性質が、下巻にずばっとあって
カラマーゾフはまさしく二つの面を、二つの深淵を備えた天性であるため、抑えきれぬ遊興の欲望にかられた際でも、もしもう一つの面から何かに心を打たれたならば、踏みとどまることができるのです。そのもう一つの面とは愛です。」
 
フョードルは大言壮語でけちかつ好色。長男ドミートリイと若い女性を奪い合うあたり、かなりいやな年寄りだけどこういうおじいさんいそう。
 
長男はクレージー寄りの一般人、次男は知的でちょっと神経症気味、三男は天使のように心がきれいな青年。
あと、使用人のスメルジャコフという地味なキーパーソンも存在感出てる。
 
主人公はなんと三男アレクセイっぽい。
冒頭でアレクセイが主役って明言されているし、巻末の解説によるともともと二部構成であったところ、本作を書き終えてドストエフスキーが亡くなってしまったため終わっていると......!
 
ロシアの民衆と教会などの知識階級を対比させてアレクセイが革命を起こしていくといった筋書きが構想されていた模様。道理で中途半端すぎる終わり方だーと納得。上中下読んだのに全然、すっきりしなかった。
 
 
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)