tunamayoの日記

小説、エッセイ、経済書を中心に日々こつこつ。積読との戦い。

ノンフィクション

プラトン「饗宴」

少年への愛が友愛、年上の同性への愛が恋愛。 焦がれ方が違うんだろうなぁ。 プラトニックラブの語源がプラトン(らしい) 全然、女性が出てこなくて対話の中で眼中にないのがむしろ清々しい。 それにしても西洋の思想の深さには、ははーと畏れ多くなる。 日…

國分功一郎「中道態の世界」

”失われた「態」を求めて。" 帯にズバーンと書かれてる言葉通り。思ったより文法の解説メインでした。 医学書「ケアをひらく」シリーズとして出版されているところが異色。 なかなか読もうと思いにくいこの本、書評で見かけて興味を持ち、さらに学生時代の先…

「東京R不動産」

リノベーションしたおうちが写真とともに紹介されている。 東京R不動産が実際に手がけたプロジェクトばかり。 開放感あるオフィスでみんなでわいわい仕事できる環境とかすてきだなぁ。デザインや専門職ってほんと強みがあっていいなぁと。うらやましさを抱き…

ゲルハルト・エルンスト「哲学のきほん 七日間の特別講義」

月曜日 どう生きていくか? 火曜日 他人とどう生きていくか? 水曜日 道徳にはどれほどの客観性があるのか? 木曜日 何を知ることができるのか? 金曜日 世界には何が存在するのか? 土曜日 哲学とは何か? 日曜日 哲学は何のためにあるのか? 哲学のきほん─…

「物語と挿絵で楽しむ聖書」

とてもわかりやすい~ 挿絵も少し現実離れしていてわけのわからないことが次々起こる聖書の世界と合っていた。 旧約聖書と新約聖書ってこんなに違うんだとか、最後の晩餐では、椅子に座るスタイルじゃなくてみんなで横向きに床に寝そべって円形になるのが当…

大野更紗「困ってるひと」

大学院女子の難病エッセイ。なのに笑える。 元気な体がある以上、できることは日々後悔なくしてゆこうと強く思った。 大学院に進み、ミャンマーの難民問題について本格的に取り組もうとした矢先に免疫系の難病を突然発症。自身が難民化するということについ…

「孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか」

孤独ってつらい。 でも人とつながろうとする動きにつながる感情で、そうやって人は遺伝子を残し、社会生活を送ってきたという。すっきり。 アメリカの中高年も孤独なんだなー。 科学書ではあるので、アメリカ人のアンケートだけでなく、サル・チンパンジーの…

エドワード・レルフ「場所の現象学」

人からのすすめがなければ、一生読まなかったであろう本(笑) 赤羽の立ち飲みおでん屋さんと同じ。 現代ではお店に一歩入ればどこの土地でも同じ店内のイオン、実際の地理的環境とは無関係な歴史や神話から不条理に合成されたテーマパーク(ディズニー化)…

レイ・カーツワイル「シンギュラリティは近い」

シンギュラリティは日本語だと「技術的特異点」っていうらしい。 AIをさらに飛び越えた地点。 テクノロジーが急速に変化し、その影響で人間の生活が後戻りできないほどに変わってしまう未来。2045年ごろ。これまで100年かかっていた進歩が25年に短縮されると…

エリック・ワイナー「世界しあわせ紀行」

ヨーロッパの人たちは、けっこうクールな満足感で、 アジアは運命受け入れる系の懐の広さでゆったりした心持ち。 タイー幸せとは何も考えないこと タイ人は起きたことをそのまま受け入れる。(中略)現世でうまくいかなくても、次の機会が必ずある。次もだめ…

アンドリュー・スミス「月の記憶」上・下

アポロ宇宙飛行士たちの「その後」 p.163 ぼくらが魅了されるのは、一つの経験からそこまで多彩な結果が生まれていく経緯なのではないだろうか。プリズムを通して屈折する光のように。 表紙に惹かれてジャケ買いした宇宙本。 月面を歩いたことがあるのは、意…