BOOK&

小説、エッセイ、たまに哲学。マイペースに読み進めてます。

2017-05-26から1日間の記事一覧

川端康成「千羽鶴」

うーん、三島が意識的な変態なら、川端康成はナチュラルな変態だなと思う。流れるような自意識で、さらりとして侘び寂びを感じる文体。わたしはとっても好きになった。そんな中、話がぶつりと終わってしまったので、呆然となった。 解説を読むと、九州取材旅…

さくらももこ「さくらめーる」

図書館で見かけて急に読みたくなった「さくらめーる」 名前のゆるやかさと表紙のヤギの配達おじさんにすすっと惹かれた。 読者からのお便り(短め)にさくらももこさんが答えるというもの。 息子さん(めろんくん)を育ててるのか―!と今さら知ったり、父ヒ…

プラトン「饗宴」

少年への愛が友愛、年上の同性への愛が恋愛。 焦がれ方が違うんだろうなぁ。 プラトニックラブの語源がプラトン(らしい) 全然、女性が出てこなくて対話の中で眼中にないのがむしろ清々しい。 それにしても西洋の思想の深さには、ははーと畏れ多くなる。 日…

國分功一郎「中道態の世界」

”失われた「態」を求めて。" 帯にズバーンと書かれてる言葉通り。思ったより文法の解説メインでした。 医学書「ケアをひらく」シリーズとして出版されているところが異色。 なかなか読もうと思いにくいこの本、書評で見かけて興味を持ち、さらに学生時代の先…