BOOK&

小説、エッセイ、たまに哲学。マイペースに読み進めてます。

2017-03-25から1日間の記事一覧

遠藤周作「海と毒薬」

戦後、F市の大学病院で行われた外国人捕虜の生体解剖実験。 罰はあれども、罪はあったのだろうか、と問う。 凄惨な医療現場を描くのかと思ってびくびくしながら読むも、肝心の実験はあっけなく終わる。実験から年月が流れたあとの東京郊外から始まり、関わ…

川上未映子×穂村弘「たましいのふたりごと」

絵になるおふたり。 「しゃぼん玉」「自己愛」「晩年」「エゴサーチ」などのお題をもとに自由に 話す。 いきなり「1.打擲」(ちょうちゃく)から始まり、自由な空気が醸されておりました。 川上未映子が攻めで穂村弘が受けの卓球を見てるような対談(笑) 「…

「物語と挿絵で楽しむ聖書」

とてもわかりやすい~ 挿絵も少し現実離れしていてわけのわからないことが次々起こる聖書の世界と合っていた。 旧約聖書と新約聖書ってこんなに違うんだとか、最後の晩餐では、椅子に座るスタイルじゃなくてみんなで横向きに床に寝そべって円形になるのが当…

森達也「神さまって何?」

自分が死ぬことを知ってしまったから、人は宗教を必要とする。 しかし、これは容易に転換する。 死への恐怖を和らげる宗教のシステムが時として生から死へのハードルを下げてしまう場合がある。 というメッセージに、テロを起こす側の気持ちが100分の1くらい…

白川密成「ボクは坊さん」

ゆるりとした空気感のお坊さんが表紙の仏教エッセイ。 世界で唯一の密教学科のある高野山大学で学び、 四国で祖父のお寺(栄福寺)を継いだ白川さん。 生活と地続きのものとして仏教を落とし込んでいく実践的姿勢にしびれた。地元書店に新卒入社した経歴も異…