BOOK&

小説、エッセイ、たまに哲学。マイペースに読み進めてます。

吉田篤弘「木挽町月光夜咄」

木挽町月光夜咄 (ちくま文庫)作者: 吉田篤弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2015/08/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 吉田さんの文章、ときどき無性に読みたくなります。なんとなく手に取ったこの本、エッセイでした。途中まで小説だ…

ウェルズ「タイムマシン」

タイムマシン (光文社古典新訳文庫)作者: ウェルズ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/12/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るたまには世界の名作を手に取ろうと思い、借りてきた。しばらく読む気が起きなかったものの、読み出すと一気…

千松信也「僕は猟師になった」

ぼくは猟師になった (新潮文庫)作者: 千松信也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/28メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る自分が食べるものは自分で獲る、という考えがまずかっこいい。獲ったお肉を仲間に振る舞ってくれる…

川端康成「山の音」など

山の音 (角川文庫)作者: 川端康成出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る力の抜け加減が絶妙で、名文とはこういうものだと知る。晩年の作品な上、主人公は60代の男性なので全然ガツガツしてないんです。 昭和…

森昌麿「黒猫の遊歩あるいは美学講義」

黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA)作者: 森晶麿出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/09/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る もりあきまろさん、と読むみたいですね。ついしょうまさんと読んでしまう。はさておき、面白かった…

武田百合子「富士日記」

先日訪れた、清里にて さてさて、今日はこちらのエッセイ(?)をご紹介します。 富士日記〈下〉 (中公文庫)作者: 武田百合子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/06/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (66件) を見る 武田…

ジェイムズ・リーバンクス「羊飼いの暮らし」

羊飼いの暮らし──イギリス湖水地方の四季 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: ジェイムズリーバンクス,濱野大道出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/07/19メディア: 文庫この商品を含むブログを見る ほかに望むものなど何もない。 これが私の人生だ。…

竹田青嗣「欲望論」第一部、第二部

ようやく読み終えた2冊。めちゃ分厚い!!ひとことで言うと、竹田先生の覚書メモだった。存在と認識、善と美、フロイト、エロスなど幅広いテーマを扱うも、全て箇条書き。言いたいことに向かって展開していくというより、テーマごとに完結したものが連なってる…

近況

こんにちは。今月から社会復帰して、ようやく働く感覚を思い出してきた。3ヶ月のニート生活は長すぎた。ホリエモンの多動力やできる人のメール術などビジネス書に加え(プライムリーディングで無料でした)、ニーチェなども精力的に読み進めてます。読む本を…

落合陽一「デジタルネイチャー」

デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂作者: 落合陽一出版社/メーカー: PLANETS/第二次惑星開発委員会発売日: 2018/06/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る知的好奇心をくすぐる書でした。最前線に携わってる方って基本AI…

ジョルジュ・バタイユ「呪われた部分」

呪われた部分 (ちくま学芸文庫)作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,酒井健出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/01/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見るタイトルがこわいけど、中身はまじめ。思想家ってやっぱ反社会的な面を持ち合わせて…

最相葉月「セラピスト」

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7) 作者: 最相葉月 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/09/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 箱庭療法を中心にセラピストとクライエントとの関係を探るものだった。 箱庭療法 近代における発達障害 箱庭…

千早茜「西洋菓子店プティ・フール」

西洋菓子店プティ・フール 作者: 千早茜 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/02/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 極上の恋愛小説。 ラテを飲んでいて、カップの底に残っていた砂糖を最後にざらりと感じる。 そんな凝縮された甘…

山田ズーニー「『働きたくない』というあなたへ」

「働きたくない」というあなたへ (河出文庫) 作者: 山田ズーニー 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2017/02/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 表紙の絵のゆるさに惹かれた。 そして何よりタイトルに呼びかけられた。 何を隠そう、わ…

西研「集中講義 これが哲学!」

これまでいろんな入門書に手をつけてきたけど、この本が最もシンプルで要を得ていると感じた。 哲学とは世界像と人間について考える学問、という。 近代以降の流動的な社会では価値や規範が激しく変動するため、自分の世界像も不安定となり、納得して生きて…

奥多摩サイクリング

先日、奥多摩に行ってきました。 晴れた空の下、緑まぶしく気持ちいい~。 まだ桜も少し残ってました。 自転車だと体動かせるのと行動範囲も広がるかもと期待して、サイクリングにしました。朝起きて天気を見てからにしようと思っていたので、駅のホームでト…

ホットヨガLAVAに通い始めた

手ぶら体験 通い放題に入会 レッスンの雰囲気 ヨガプログラム別の感想 こんにちは。 このたび、3月末で勤めていた会社をやめて、自由な身の上となりました。 ひと休みしたら、また仕事を探そうと思ってます。 というわけで、ホットヨガに通い始めました。 歩…

服部みれい「あたらしい自分になる」ほか

あたらしい、っていう言葉がこの時期にぴったりなのでご紹介します。 もともと読書会で同い年の女の子が紹介していたのがきっかけで知りました。 服部みれいさんは江國香織さん以上に女性向けだと思う。 それくらい女性ならではのからだ・こころの問題にフォ…

ハイデガー「存在と時間」

はじめに 訳書と解説本の紹介 ハイデガー略歴 現存在とは?ー本来性・非本来性 非本来性 とは? 本来性とは?ー死に臨む存在である自覚 感想 はじめに 「存在と時間」はどうやら未完みたいです。そして存在についての記述がメインで時間についてはこれから触…

カント「純粋理性批判」

なぜ手にとったのか? さっそく解説本 竹田青嗣「カント『純粋理性批判』」 3つの認識分類 現象とは? 神はいるのか? 定言命法へのつながり 感想まとめ なぜ手にとったのか? 入門書を読んでいて、ハイデガーの考え方は新しくて実践的と思ったことがきっか…

紅葉狩り

ふとフォルダを見返していたら去年の紅葉の写真を見つけた。 11月中旬 の奥多摩。 JP中央線の御嶽駅で降りて、川沿いに沢井駅まで向かってウォーキング それにしても一年早すぎる。 イチョウの金色も美しかった。

森沢明夫「エミリの小さな包丁」

やっぱり森沢さんの描く海のある景色がたまらなく好き。 房総の潮風の香りがする夏休みやリンと鳴る縁側の風鈴。 子どもの頃の夏休みと違うのは、都会から逃げてきたということ。 おじいちゃんの作る料理を口にするたび、エミリの内側が穏やかになっていくの…

柴田元幸「短篇集」

雑誌「モンキービジネス」のために書き下ろしてもらった短篇だそうです。 雨の日に家でゆっくりページをめくるのが クラフト・エヴィング商會「誰もが何か隠しごとを持っている。私と私の猿以外は」がツボだった。 monkey=mon(my) key 猿だけが答えを知って…

柚木麻子「王妃の帰還」

女子高のグループ間派閥ってこんなに厳しいのかな。 中2とは思えない政治力。 ヒエラルキーや所属する仲良しグループによって合う相手が決まるんじゃなくて 結局、気が合う人が友達っていう原点回帰がよかった。 「帰還」という意味合いが180度変わっていく…

カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」

前提となるイギリスの歴史知識があったらいいな、じゃなくてマストだと思った。 これは物語を楽しむファンタジーではなくて、イギリスの今後について社会的な投げかけを読み取る、という本だった。 この作品がテーマ本の読書会に行ってきてそう思いました。 …

森博嗣「フラッタ・リンツ・ライフ」

人は、力を持っている。 力に憧れている。 力が欲しい。 それが自由だと知っているからだ。 花束でどんな自由が得られるだろう。 自分の力を信じること。それが力の意味だ。 僕は飛べる。それが僕の力であり、自由なのだ。 そして飛び続けるために、僕は戦う…

ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」

ハードSFの巨星が一世を風靡した歴史的傑作。星雲賞受賞。月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間…

森沢明夫「きらきら眼鏡」

草食系男子のモテ方を地でいく主人公でした。 心に傷があるから周りのことによく気づける。とにかく優しい。これは惚れる。 都内で営業として働く明海くんが古本屋さんで1冊の本を買ったところ、「大滝あかね」という名刺が挟まっていて・・・・。 ボーイミーツ…

角野栄子「魔女の宅急便」

おひさしぶりです。 過ごしやすい季節になって、読書モード全開です。 寒くなる前にたくさん読みたいところです。 今日は、あのジブリ映画原作「魔女の宅急便」について書きます。 心があたたかくなる物語で、秋にぴったり。 全6巻あることにまずびっくり。…

有川浩「ラブコメ今昔」

自衛隊もの短編集。 図書館戦争シリーズを読んでいたので特に違和感なく、特殊な設定には入っていけた。 それと昔、自衛隊の人と付き合っていたのでリアリティーというか懐かしいなぁという感覚を覚えた。 任務に出るたび、たとえ練習であっても死を覚悟して…