BOOK&

小説、エッセイ、たまに哲学。マイペースに読み進めてます。

遠藤周作「切支丹の里」

「沈黙」の関連本として借りてみました。

関連する短篇として「雲仙」や母の死を題材にした「母なるもの」も収められていた。

 

たまたま訪れた長崎の十六番館で、踏み絵を囲んでいる木に黒い足指の痕が残っているのを見たことが着想につながったようです。

 

踏まざるを得なかった弱いものたちの気持ちを作家として表現したいということでした。なかなか棄教したものたちは正史の中に出てこないようで(教会にとっても幕府側にとっても価値がないとみなされていたよう)、史料探しや地元の人へのヒアリングなど丹念に跡をたどっていた。

 

フェレイラ宣教師は本当にいたのか。wikiにもあった。

穴吊りされたほかの宣教師はみな殉教した中、ひとり耐えきれず棄教したあとの思いについても想像していた。

 

今なお残る隠れキリシタンがもはや本来のキリスト教から離れてしまうが先祖からの宗教だからと正しい教えを拒むこと、地元の人から距離をもって見られていること、今も当時も隠れキリシタンたちにとっては、弱さを赦してくれる存在として聖母マリアがあがめられてきたことを知る。

 

 

切支丹の里 (中公文庫)

切支丹の里 (中公文庫)

 

 

 

 

酒井順子「男尊女子」

この表紙、妙に気になりません??

 

男尊女子

男尊女子

 

 

 

めちゃくちゃ今さらだけど、「負け犬の遠吠え」も読みたくなってきた。

 

モテや専業主婦というプラチナシート獲得において、勝算が高い生き方、それが「男尊女子」だという分析。

 

気が強く主張がある女子は男性から敬遠されがち。せいぜい求められるのは芯の強さだという。

しかし、女子とは基本気が強い生きもの。結婚後もこのプレイを続け疲弊する知人を何人も見てきたという。

終わりはマイルドに、男女ともに幸せになれる関係を見つけていくことへの希望で締めくくられていた。

 

女性の生き方って本当に流派がありすぎるなと個人的に思う。

形(結婚、子ありなし、独身、交際中)は限られるも、細かいスタンスの違いというか。

 

男尊女子」には書いてなかったけど、関連してると思われる最近のトレンドを書いてみると、

 

 

  • 働いていてかつモテる、遊ぶ⇒男性を主体的に選ぶ。パートナーとして対等の関係で支え合う。ツイッターの裏垢とかでR18な話題も積極発信。

 

山内マリコ「買い物とわたし~お伊勢丹より愛を込めて」

 ある程度ちゃんとした身なりが求められる年になった一方、センスは向上していないため、悩みながら生きています。

 

どんなものをいくらで買って、どうなった?ということが書かれているこの本は参考書でした。しかしカバン1万を高いと思う私は、このままブランドの世界には縁なく生きていきそう笑

 

 

水野敬也さんもファッションは最も簡単に自分を変えられる方法といったこと書いてたな、スパルタ婚活塾で。

 

わかるボタン連打したい。

 

自分が選んだもので、自分自身が形作られている。 

 

反消費でも消費礼賛でもなく、そこそこまじめな消費者でありたいと思っています。 

 

 

 

「シェフ」「スノーデン」

「シェフ」

 

 

明るくてハッピー。出てくる人たちがみんないい人たちで、人間って優しくて愛にあふれてる存在だなぁって気持ちになれる。

 

特に息子がめちゃくちゃ可愛い。シェフであるお父さんのことが大好きなんだなっていうのが伝わってくる。ツイッターvineを駆使してお店を宣伝するサポートをサラッとしちゃうところは現代っ子

 

ダメダメ親父の再生ストーリーかと思いきや、料理の腕前や仲間、トランプ大統領の奥さんに似てる美人の元妻、キュートな息子と、人としての幸せに囲まれてるお話だった。

 

「スノーデン」

 

スノーデン(字幕版)

スノーデン(字幕版)

 

 

世界最強のアメリカという国を相手に戦うってどんな覚悟があっても足りないくらい怖いことだと知った。家族や恋人、仕事、母国、全て失う可能性がある中、海外メディアで告発を行うまでとその結果が知れた。

 

CIAの無法な監視から人間としての自由やプライバシーを守ろうとしてくれた思いっていうのは、危機感だったんだ。単に目立ちたいのかくらいのことしか思ってなかった浅はかさを反省した。

 

役者さん似てたな~。最後ちらっと本人映像もありました。

 

 

年末年始に観た映画

 ブルゴーニュで会いましょう

 

潰れかけたワイナリーの再生を通じて父と仲直りしていく。

ストーリーはシンプルながら、雰囲気ある映像で光あふれるブルゴーニュのブドウ畑をめぐる世界に浸れる。

経営危機と恋の行方がかかっているわりに、始終穏やかなトーンなので夜ボーっと流すのによき。

 

LION

こちらはハラハラ。

少年時代にインドで迷子になっちゃうところが見てられない。

 

時は流れ、25年後に家族探しを始めるところからは苦悩も始まる。

けど、大きな愛に包まれていることを感じるお話でした。

涙が止まらなくなったので、一人で心静かに観ることをおすすめします。

 

 

映画「沈黙-サイレンス」とフーコー

「沈黙」

 

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映画『沈黙‐サイレンス‐』公式サイト

 

ついに観ました。

拷問シーンにおびえてて映画館に行けずでしたが、むしろ原作の方が描写がえぐかった。

誰にも感情移入させない、距離感のある映像がよかった。

マーティン・スコセッシ監督の解釈がラストで思いっきり入っていて、それだけがモヤモヤしております。

 

宣教師にとっての棄教は、自分の大事なものを他人である日本の農民たちのために捨てるということ。逆説的だけど、信仰の実践だと思った。

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LAVAに約1年通ってみた感想

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

写真は新婚旅行で行ったオーストラリアの島です。

春に行ったけど夏でした。あの暖かさが欲しい今です。

 

さて、体を動かすことでも温かくなれると実感したのが去年。 

筋金入りの帰宅部として生きてきたものの、体力アップとダイエットのため運動を始めました。ホットヨガとプールです。

 

ホットヨガが続けられた理由を考えてみました。

 

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